ご葬儀について
ご葬儀について
加古川で、曹洞宗の儀礼に則って葬儀を執り行っている「宗教法人 願成寺」です。
初めて喪主になる方やお寺との付き合いがない方など、お葬式に関するご不明点や不安がありましたら、当山をお頼りください。
当山は、加古川にお住まいの皆様を中心に、葬儀のお悩みに丁寧にお応えしています。
急な葬儀にも対応可能ですが、事前にご相談いただければ、より円滑に進めることができます。
遠慮なくご相談くださいませ。
当山が行う葬儀の流れを紹介します。
曹洞宗は禅宗の一派で、その葬儀とは、死後にお釈迦様の弟子となるための儀式です。
剃髪(ていはつ)の儀は、まず引導を渡す導師である僧侶が偈(げ)を唱え、故人様の髪の毛を剃り、仏弟子になる準備となります。
故人様に戒を授け、仏弟子になっていただきます。
授戒は、水で故人様を浄める洒水(しゃすい)や、生涯で犯したとされる罪を反省する懺悔文(さんげもん)の他、三帰戒文(さんきかいもん)や血脈授与など、いくつかの儀式を行うものです。
授戒が済みましたら、入龕諷経(にゅうかんふぎん)です。
導師が、大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)を読経し、回向文を唱えます。
この間が、葬儀に参列された皆様に、お焼香をしていただく時間となります。
入龕諷経が終わると、龕前念誦(がんぜんねんじゅ)と挙龕念誦(こがんねんじゅ)に移ります。
十仏名(じゅうぶつみょう)と回向文を唱えた後、大宝楼閣陀羅尼(だいほうろうかくだらに)を唱え、太鼓やハツを鳴らす鼓鈸三通(くはつさんつう)を行います。
引導法語は、故人様を悟りの世界に導く儀式です。
導師が故人様の生前を漢詩で表し、松明(線香)を持って右回り、左回りに円を描きます。
邪気を払い、故人様の生前を偲び、徳を称え、迷わずに仏の道へ進めるようにします。
引導法語が完了したら、続いて山頭念誦(さんとうねんじゅ)です。
山頭は、火葬場(土葬の場合は墓地)を指し、浄土へ至るのを助ける念誦で、仏弟子になられた故人様の仏性が覚醒するよう祈願します。
さまざまな儀式を終え、葬儀の最後が出棺となります。
曹洞宗の葬儀では、回向文を唱え、再び鼓鈸三通を行い、音を打ち鳴らしながらの出棺となります。
なお葬儀の流れは、お寺によっては順番が異なることがあります。
加古川にある「宗教法人 願成寺」で執り行う葬儀の費用の目安は、20万~30万円程度になります。
枕経、通夜、葬儀、初七日含めての費用です。
ただし、葬儀の内容により、費用は変動しますので、葬儀を行ううえでご希望などがありましたら、ご遠慮なくお聞かせください。
四十九日法要などを行いたいといったご要望にも対応可能です。
詳しいことは直接、当山までお問い合わせいただければ丁寧にご説明します。